九九がなかなか覚えられない子への家庭でできる対策法

九九 覚えられない 算数

「九九がなかなか覚えられない…どうすればいいの?」
そんな悩みを抱える保護者の方は、実はとても多いんです。

毎日くり返しているのに覚えられない。答えを言えたと思ったらすぐ忘れてしまう。ついイライラしてしまったり、「うちの子、大丈夫かな」と不安になったりしますよね。

でもご安心ください。九九が覚えられないのは、“よくあること”なんです。そして、多くの場合、ちょっとしたアプローチの工夫でぐんとスムーズになります。

この記事では、九九に苦戦するお子さんに向けて、家庭でできるやさしいサポート方法を、実践的にご紹介していきます。

  1. H2:九九を覚えられないのは「よくあること」
    1. 原因は子どもの性格や記憶タイプによって異なる
      1. 短期記憶の弱さ・ワーキングメモリの負荷
      2. 暗記そのものへの抵抗感や苦手意識
    2. 無理に詰め込むと「算数嫌い」になるリスクがある
  2. 九九が覚えられない子に試したい7つのアプローチ
    1. ①リズム・音楽を使って覚える(歌や手拍子)
    2. H3:②カードやゲームで反復練習を楽しくする
    3. ③「表」や「絵カード」で視覚的に覚える
    4. ④体を動かしながら(歩きながら・ジャンプしながら)
    5. ⑤短時間×毎日で脳に定着させる
    6. ⑥間違っても叱らず、「できた」を重視する
    7. H3:⑦子どもの得意感覚(聴覚・視覚・触覚)を見極める
    8. 家庭でのサポートで気をつけたいこと
    9. 「親の焦り」がプレッシャーになることも
    10. 「がんばりを認める声かけ」で子どもが前向きになる
    11. 「できた!」体験を積み重ねる環境づくりが大切
  3. おすすめの九九教材・アプリ・動画紹介
    1. 無料で使える九九練習プリント&カード
  4. YouTubeで人気の九九ソング・チャンネル
  5. H3:九九アプリ&オンラインゲームの活用法
  6. H2:九九がスムーズに覚えられるようになると…
  7. H3:算数への自信がつく
  8. H3:文章題や筆算への理解もスムーズに
  9. H3:「できた!」という喜びが学びのモチベーションに
  10. 🎯 まとめ|九九は“覚える”より“楽しむ”工夫から

H2:九九を覚えられないのは「よくあること」

九九がなかなか覚えられない…。そんなとき、多くの親御さんは「うちの子だけかも」と心配になります。ですが、安心してください。九九がスムーズに覚えられない子は、実はとても多いのです。

記憶の仕方や学びのスタイルは人それぞれ。中には「九九の仕組みは理解できているのに、順番を丸暗記するのが苦手」という子も少なくありません。
また、小学校2年生という年齢では、まだワーキングメモリ(短期的に情報を保持する力)が発達途中で、一度にたくさんの情報を覚えること自体が難しいということもあります。

ここでは、九九につまずく原因と、その背景にある子ども一人ひとりの特性について見ていきましょう。

原因は子どもの性格や記憶タイプによって異なる

九九をなかなか覚えられない理由は、単に「練習が足りない」からではありません。実は、子どもの性格や記憶の特性によって、覚え方の向き不向きがあるのです。

ある子は聴覚的な記憶が得意で、歌やリズムに乗せて覚えるとスラスラ暗唱できる一方で、視覚型の子は「九九表をずっと見ていても覚えられない」と感じることも。逆に、目で見た情報を図や表で捉えるのが得意な子には、音よりも「視覚的な工夫」が必要になります。

また、記憶の保持や操作を担う「ワーキングメモリ」の容量が少ない子は、言葉のリズムを追うだけで精一杯になり、肝心の「かけ算の意味」や「順番」を整理する余裕がありません。これにより、覚えているはずの九九が、すぐに飛んでしまうということがよく起こります。

一方で、「暗記自体が苦手」という子もいます。このタイプは、理由がわからないまま覚えようとすると不安を感じやすく、「意味のない作業」に苦手意識を持ってしまいます。

短期記憶の弱さ・ワーキングメモリの負荷

九九は、「意味を理解する」よりも「順番を記憶する」要素が強いため、短期記憶やワーキングメモリの負荷が大きい学習内容です。
特に「6の段」や「7の段」など、リズムに乗りにくい段では、ただ唱えているだけでは覚えにくく、途中で飛んでしまいやすくなります。

ワーキングメモリが弱い子は、覚えた内容を一時的に保持することが苦手です。そのため、「言っているうちに次の言葉を忘れる」「途中で混乱してしまう」などの現象が起きやすくなります。

暗記そのものへの抵抗感や苦手意識

暗記に対して苦手意識を持っている子どもは、九九を覚える作業自体がストレスになってしまうことがあります。
「覚えなきゃダメ」「まだ覚えてないの?」といった言葉がプレッシャーとなり、さらに覚えにくくなるという悪循環に。

こうした子には、「覚え方の工夫」よりもまず、「九九って意外と楽しいかも!」と思えるようなアプローチが必要です。

無理に詰め込むと「算数嫌い」になるリスクがある

九九は算数の基本となる大切な単元ですが、無理に詰め込もうとすると逆効果になることもあります。
「間違えると怒られる」「なんでできないの?と言われる」という経験を繰り返すことで、子どもは九九だけでなく算数全体に苦手意識を持つようになります。

九九が苦手=算数が苦手と感じてしまえば、今後の学習に大きな影響を与える可能性があります。だからこそ、焦らず・丁寧に・楽しく取り組むことがとても大切です。

九九が覚えられない子に試したい7つのアプローチ

九九が苦手なお子さんでも、家で楽しく憶える方法があります。それらをご紹介します。

①リズム・音楽を使って覚える(歌や手拍子)

「かけざん九九のうた」や、YouTubeの九九ソングなど、リズムや音楽に乗せて覚える方法は、特に聴覚型の子どもに効果的です。
手拍子やステップを踏みながらリズムを刻むと、記憶に残りやすく、楽しく学ぶことができます。

H3:②カードやゲームで反復練習を楽しくする

九九カードやビンゴ、かけ算すごろくなど、ゲーム形式にすることで、反復練習のハードルが一気に下がります。
「覚えなきゃ」ではなく「遊びながらやってみる」くらいの感覚で取り組めるのが魅力です。

③「表」や「絵カード」で視覚的に覚える

九九表や色付きカードなど、視覚的に情報を提示することで、視覚優位の子どもにはとても効果があります。
「7×3」の位置に印がついているシートなどを使うと、空間的な記憶と組み合わせて定着しやすくなります。

④体を動かしながら(歩きながら・ジャンプしながら)

身体を動かしながら声に出すと、記憶の定着率が高まります。
たとえば、「歩きながら九九を唱える」「ステップに合わせて言う」など、体感覚と結びつけた学習は、特に多動傾向のある子にも有効です。

⑤短時間×毎日で脳に定着させる

一度に大量に覚えようとするよりも、1日5分〜10分で毎日継続する方が、脳への定着は高まります。
「今日は3の段だけ」「次は4の段」と少しずつステップを踏むことで、プレッシャーなく取り組めます。

⑥間違っても叱らず、「できた」を重視する

間違いに対して厳しくしてしまうと、「また失敗するかも…」という不安が強くなり、学習への意欲が低下します。
「間違えてもいいよ」「昨日よりよくなったね」など、プロセスを評価する声かけを心がけましょう。

H3:⑦子どもの得意感覚(聴覚・視覚・触覚)を見極める

子どもによって、覚えやすいスタイルは異なります。
音で覚えるのが得意な子もいれば、手を動かして書きながら覚える子もいます。
その子に合ったスタイルを見極めることで、記憶の負担がぐっと軽くなります。

家庭でのサポートで気をつけたいこと

家で親御さんと一緒に練習するのは良い覚え方ですが、気を付けたほうが良いこともあります。それらをご紹介します。

「親の焦り」がプレッシャーになることも

「早く覚えさせないと…」という親の焦りは、知らず知らずのうちに子どもにプレッシャーをかけてしまいます。
まずは「焦らなくてもいい」と自分に言い聞かせ、ゆとりある学習時間をつくりましょう。

「がんばりを認める声かけ」で子どもが前向きになる

「昨日より早く言えたね」「最初の3問は完璧だったね」など、部分的な達成をその都度ほめることで、子どもは「やればできるんだ」と感じやすくなります。
この積み重ねが、自信と意欲につながります。

「できた!」体験を積み重ねる環境づくりが大切

覚えることが目標ではなく、「できた!」と実感できる体験をたくさん重ねることが、九九に対するポジティブな感情を育てます。
「今日はここまでやってみよう」と目標を小さく設定し、達成できたらしっかりと喜び合いましょう。

おすすめの九九教材・アプリ・動画紹介

無料で使える九九練習プリント&カード

  • 「ちびむすドリル」や「ぷりんときっず」など、九九専用の無料プリントが充実。

  • 九九カードを印刷して、表裏で練習したりゲーム形式で使ったりできます。

YouTubeで人気の九九ソング・チャンネル

  • 「九九のうた」や「九九ロック」など、テンポ良く楽しく学べる動画が多数。

  • リズムやアニメーションのある映像で、飽きずに何度も見たくなる工夫がされています。

H3:九九アプリ&オンラインゲームの活用法

  • 「九九マスター」「九九トレーナー」など、子ども向けアプリは視覚的で操作も簡単。

  • 遊びながら習得できる設計なので、家庭学習に取り入れやすいです。

H2:九九がスムーズに覚えられるようになると…

H3:算数への自信がつく

九九ができるようになると、「自分でもできる!」という自信が芽生えます。
この自信は、次の単元や他教科にも良い影響を与えます。

H3:文章題や筆算への理解もスムーズに

九九が定着していないと、筆算や文章題でつまずきやすくなります。
逆に九九が身についていれば、「なぜこの答えになるのか」の理解が加速します。

H3:「できた!」という喜びが学びのモチベーションに

何より大切なのは、九九を通じて「学ぶことって楽しい」と感じること。
この感情が学習意欲を支え、次のステップへつながっていきます。

🎯 まとめ|九九は“覚える”より“楽しむ”工夫から

九九が覚えられないのは、特別なことではありません。
「やり方が合っていないだけ」ということも多く、ちょっとした工夫で「覚えられる」に変わる可能性は十分にあります。

大切なのは、子どもの特性に合った方法で、焦らず・怒らず・一緒に楽しく進めること。
九九の学びが、子どもにとって「成功体験」となり、学ぶことへの前向きな気持ちにつながりますように。